子どものプログラミング学習方法には、さまざまな選択肢があります。
しかし、どのような学び方が自分の子どもに合っているかわからないという人も多いでしょう。
そこで今回は、スクールと通信教育それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説。
自分の子どもに合う学び方が知りたいという保護者の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
プログラミングスクールと通信教育、それぞれの特徴
プログラミングスクールは、基本的に教室へ通い講師や仲間と一緒に学習します。
スクールで学ぶ方法は、以下のような人におすすめです。
- プログラミングに対して高い興味や目標がある
- 仲間と一緒に学習するのが好き
- 講師から直接指導やアドバイスを受けたい
- 学校の授業に合わせて学習したい
一方、通信教育はインターネットや郵送などを利用して自宅で学習をおこないます。
以下のような人は、スクールより通信教育が良いでしょう。
- プログラミングを自主的に学習したい
- 自分のペースで学習したい
- 様々なツールを使って学習したい
- 教室に通うのが難しい
- プログラミング以外の教科もカバーしたい
スクールも通信教育もそれぞれメリット・デメリットがあります。
比較して子どもに合う学習方法を選びましょう。
プログラミングスクールのメリット・デメリット
まずは、プログラミングスクールのメリット・デメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
定期的な受講で継続的にレベルアップできる レベルに合った学習プランを立てられる 友達と一緒なのでモチベーションが高まる 学校の授業の予習・復習に役立つ | 費用がかかる 通学する時間や交通費がかかる 教室の場所や時間に制限される |
「通信教育だと3日坊主になりそう」という人は、定期的に通うプログラミングスクールがおすすめ。
スクールならわからないことがあればすぐ講師に質問できて、一緒に学ぶ仲間もいます。
モチベーションがキープしやすく、競争意識からどんどんステップアップしていけますよ。
また友達や講師との関わりを通して、コミュニケーションスキルが養えるのもメリットです。
ただ、プログラミングスクールは通信教育に比べて費用が6000円~2万円弱と高めです。
入会金や教材費が別途かかることも珍しくありません。
また、場所によっては親の送迎が必要になるというデメリットも。
小学校帰りに寄れる場所なら良いですが、そうでない場合は費用面以外の負担もかかります。
通信教育のメリット・デメリット
続いて、通信教育のメリット・デメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
費用が安い 自分の好きな時間・場所で学習できる オンラインで講師とやりとりできる アプリ、教材など様々なツールがある | スクールより継続が難しい 親が学習の進度や質を管理するのが難しい 人とのかかわりが少ない |
通信教育はなんといってもその自由度の高さがメリットです。
好きな時間に好きな場所で学習できて、教材も多彩に用意されています。
費用がスクールに比べて安く、気軽に始められるのも嬉しいですね。
ただ、子どもの性格や興味によっては3日坊主になってしまう可能性も。
実際に講師や友達と会って学習しないぶん、モチベーションを保つためのケアが必要になります。
とはいえ、通信教育にはモチベーションを保てる工夫がされているものも多いので、過度に心配する必要はありません。
まずは資料請求や体験教材を取り寄せて、じっくりと検討してみると良いでしょう。
プログラミングを習うと何が良いの?
プログラミング学習には、プログラミング的思考力(論理的思考力)が身につくというメリットがあります。
プログラミング的思考とは、「目的を達成するために最適な方法を考え、試行錯誤する力」のこと。
これは将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力といえます。
また、プログラミングはトライ&エラーを繰り返しながら自分の作品を作り上げていくため、忍耐力や集中力、問題解決能力も身につきます。
問題を解決する経験を繰り返すことで、自己肯定感も養われていくでしょう。
もちろん今後ますますIT化が進む社会において、役に立つIT知識やスキルも身につけることができます。
まとめ:スクールも通信教育も一長一短、子どもの性格や目的で選ぼう
スクールにも通信教育にも、それぞれメリット・デメリットがあります。
大切なのは子どもの性格や目的、環境などに合わせて最適な学習方法を選ぶことです。
今回ご紹介したメリット・デメリットを見ながら、ぜひお子さんとも話し合ってみてくださいね。
この記事が、プログラミング学習方法の選択の参考になれば幸いです。