プログラミングとは?子どもに説明できるよう簡単に解説!

プログラミングとは?子どもに説明できるよう簡単に解説!

私たちの身近なところで使われているプログラミングという技術。

なんとなくは理解しているけれど、子どもにわかりやすい言葉で教えるとなるとうまく説明できない、という人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、プログラミングについて子どもに説明できるようわかりやすく解説。

  • プログラミングとは何か
  • プログラミングとコーディングの違い
  • プログラミングでどのようなことができるか
  • プログラミングの学習方法

といった内容を説明していきます。

「プログラミング」についての理解を深め、その楽しさや魅力を子どもに伝えましょう。

目次

プログラミングをわかりやすく説明すると?

「プログラミング」とは、コンピュータへの指示書を作る作業です。

指示書というのは、コンピュータに仕事を実行してもらうための命令の集まりと考えてください。

この命令の集まりである指示書のことを「プログラム(コンピュータプログラム)」といいます。

プログラミングの図説

ただ、この説明だけではイマイチわかりづらいかもしれません。

そこで理解しやすいよう、人間とコンピュータの違いを比較しつつ説明します。

人間とコンピュータの違い

例えば「ティッシュを1枚取ってもらう場合」を想定してみましょう。

人間が相手なら「ティッシュを1枚取って」と言うだけでティッシュを取ってくれますよね。

一方、コンピュータは曖昧なことがとても苦手。

そのため「右を向いてボックスからティッシュを1枚取り、左を向いて私に渡してください」と言わないと取ってくれません。

そこで「右を向け、ティッシュを取れ、左を向け、渡せ」と記載した指示書を作る必要が出てきます。この指示書を作る作業がプログラミングです。

コンピュータは「ティッシュ取って」と言われたとき、たくさんの指示書の中からこの指示書を取り出して来て、書いてある通りに動きます。

プログラムを書くときに使う言語

プログラムを書くときは、プログラミング言語を使用します。

なぜなら、コンピュータは人間の言葉がわからないからです。

そして人間が機械語(0と1の羅列)を理解するのも難しいですよね。

そこで、人間が理解しやすく機械語にも変換しやすいプログラミング言語を使用するというわけです。

プログラミング言語にはJava・C言語など色々な種類がありますが、どれも上から下へ書いてある順番通りに処理を実行していくのは変わりません。

これは小学校の授業で使用する「スクラッチ」などのビジュアルプログラミング言語でも同様です。

プログラミングとコーディングの違いとは?

パソコンの前で悩む犬

プログラミングとコーディングはよく同じ意味で使われますが、実は少し違います。

プログラミングは、以下の作業全体の呼称です。

  • プログラムの目的・機能を明確化する
  • プログラムの処理の流れを決める
  • プログラムを書く
  • プログラムが正しく動くか確かめる
  • バグやエラーを修正する
  • 必要に応じた更新・改善をおこなう

一方コーディングは、上記のうち「プログラムを書く」ことだけを指します。

お菓子作りに例えるなら、コーディングはレシピに沿って材料を混ぜたり、焼いたりすること。

プログラミングは、調理の他にレシピを考えたり材料を用意したり、はたまた味見をしたりすることも含めた作業です。

プログラミングで何ができるか

プログラミングをする男性

プログラミングでできることは、とてもたくさんあります。

  • Webサイトやアプリを作る
  • ゲームやアニメを作る
  • システムやツールを作る
  • AIやロボットを作る

プログラミングはできることの幅がかなり広く、使われるプログラミング言語もさまざま。

自分の好きなことや興味のあることに応じて選べるのが、プログラミングの楽しさであり魅力です。

お子さんにプログラミングでできることを説明する場合は、スマホアプリやゲーム、家電といったプログラムで動いているものの身近な例を出して説明するのがおすすめ。

特に好きなものと絡めて説明できれば、より興味を持ってもらえるはずです。

例えば電車好きな子なら「自動改札から出るときにICカードをかざすと、一瞬で運賃を計算してくれるでしょう?これは乗車駅などのデータをもとにプログラムが計算しているんだよ」といった伝え方がわかりやすいでしょう。

プログラミングの学び方

パソコンとホワイトボード

小学生が学校以外でプログラミング学習をおこなう場合、どのような学習方法があるのでしょうか。

この項では、プログラミングの学習方法やおすすめ教材を紹介します。

プログラミング教材を使う

プログラミング教材を使えば、パソコンなどの端末がなくてもプログラミング学習がおこなえます。

例えば「」は、絵本を読みながらプログラミングの考え方を学べる教材です。

小学校の授業でも使われることがあるので、興味がある人は一度読んでみると良いですよ。

遊びとして取り入れたい場合は「」などのおもちゃも、プログラミングの基礎が楽しく学べておすすめです。

習い事として取り入れる

プログラミングスクールでは、先生や友達と一緒にプログラミングを楽しむことができます。

スクールと一口に言っても、ビジュアルプログラミング言語を扱うスクールやロボットを動かすスクールなど、教材や特徴はさまざま。

オンラインスクールや通信教育など自分のペースで学ぶ方法もあるので、子どもの性格やライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

ビジュアルプログラミング言語を使う

ビジュアルプログラミング言語は、マウス操作で命令が書かれたブロックを組み合わせてプログラムを作る言語です。

例えば最も有名なビジュアルプログラミング言語である「スクラッチ」では、キャラクターや音楽、背景などを自由に選んでゲームやアニメーションを作ることができます。

小学校の授業でも使われることが多いプログラミング言語で、無料なので自宅学習にも取り入れやすいですよ。

入門書やドリルブックなどの書籍が多数出ているのも嬉しいポイント。

ただ質問環境は用意した方が良いので、保護者も一緒に触って理解しておくのがおすすめです。

まとめ:プログラミングとは「指示書を作る作業」のこと

コンピュータは自分で考えることができないため、仕事をさせるには手順を記載した指示書を渡してあげる必要があります。

そしてこの「コンピュータに仕事をさせるための指示書」を作成するのが、プログラミングという作業。

少し大変そうに思えるかもしれませんが、プログラミングは自分のアイディアをかたちにできる素晴らしい技術です。

最近では簡単にプログラミングができるビジュアルプログラミング言語などもあるので、お子さんと一緒にプログラミングの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

元システムエンジニア&パソコン教室講師の経歴を持つママライター。
好きなものはうどんと読書と娘のほっぺ。

元パソコン教室講師と保護者という2つの視点から、子どものプログラミング教育の必要性やおすすめの学習方法などをお伝えしていきます。

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