スクラッチをある程度マスターすると「他の学習サイト・学習アプリはどんな感じなんだろう?」「テキストベースのプログラミングもやってみたい」といった気持ちがわいてくるものではないでしょうか。
そこで今回は、スクラッチ以外の子ども向けプログラミング学習ツール3選を紹介。
スクラッチから更にステップアップできる学習サイト・学習アプリを厳選したので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
スクラッチの次はこれ!おすすめ学習ツール3選
スクラッチから次のステップに進みたい人におすすめの、プログラミング学習サイト・学習アプリおすすめ3選を紹介。
すべて無料で利用できる学習ツールなので、まずは気軽に試してみましょう。
Code.org(コード・ドット・オルグ)
出典:Code.org
Code.orgは、プログラミング教育を推進する非営利団体が運営する無料学習サイト。
コンピュータサイエンスの基礎からプログラミングを体系的に学べるため、学校のカリキュラムに組み込まれることもあります。
最大の特徴はマインクラフトやスター・ウォーズ、アナと雪の女王など、子どもが好きなテーマの教材が豊富に揃っている点。
テキストベースのプログラミングにも触れられるので、スクラッチからのステップアップにも最適ですよ。
■年齢目安:4歳~(おすすめは小学校3年生~)
■公式サイト:https://code.org/
CodeCombat(コード・コンバット)
出典:CodeCombat
CodeCombatは、PythonやJavaScriptといったテキストベースのプログラミング言語を学べる学習ゲーム。
自分のキャラクターを操作して敵と戦ったり宝を探したりと、RPGゲームをプレイする感覚で楽しくプログラミング言語に触れられます。
課金要素もありますが、無料でも多くのステージをプレイできるため、まずは無料で試してみるのがおすすめ。
プログラミング初級~中級程度のレベルに対応しています。
■年齢目安:8歳~18歳
■公式サイト:https://codecombat.com/
Swift Playgrounds
Appleが提供するiPad・Mac向け無料プログラミング学習ツール。
iOSアプリやmacOSアプリの開発分野でよく使われる「Swift」というプログラミング言語をゲーム感覚で学べます。
選択肢からタップしてコード入力できるなど、タイピングのストレスが少なく子どもでも操作しやすい設計ですよ。
■年齢目安:小学校低学年~(おすすめは12歳~)
■公式サイト:https://www.apple.com/jp/swift/playgrounds/
子どもやプログラミング初心者におすすめの言語とは
テキストベースのプログラミングにチャレンジしようと思ったとき「どのプログラミング言語から始めれば良いかわからない」という人もいるでしょう。
そこで比較的とっつきやすい、初心者におすすめのプログラミング言語をいくつか紹介します。
ここに紹介するもの以外から始めてももちろん構いませんが、悩んだときはぜひ参考にしてくださいね。
Python
Python(パイソン)は、ウェブアプリ・AI・データ分析など幅広い分野で使われる汎用性の高い言語。
シンプルなコードで記述できるためプログラミング初心者にも取り組みやすく、多くの教育機関で教えられています。
GoogleやNASAなどの大企業・研究機関でも使用されていて、実務での需要も高いですよ。
JavaScript
JavaScriptはウェブページに動きを加えたり、ウェブサイトをユーザーフレンドリーにしたりするために広く使われています。
また、シンプルなブラウザゲームを作ったり、フレームワークと組み合わせてiOS・Androidのネイティブアプリを開発したりといったことも可能です。
ブラウザとテキストエディタがあればコーディングできるうえ学習リソースも豊富なので、プログラミングの入門言語に最適ですよ。
HTML/CSS
HTMLはウェブページの構造を定義するのに使われるマークアップ言語、CSSはレイアウトやフォントなど視覚的なデザインを指定するスタイルシート言語です。
今見ているこのページでも「記事タイトルはここで、本文はここからここまで」と構造を定義したり、フォント・色・間隔を指定したりといったことに使われています。
プログラミング言語ではありませんが、ウェブサイトの構築やウェブデザインに興味がある人はHTML/CSSからのスタートも一考の余地ありです。
どんな言語も、まずは気軽に触ってみよう!
プログラミングはプログラミング言語の学習も必要ではありますが、考え方そのものを身につけることが最も重要です。
プログラムの考え方・組み立て方がしっかり身につけば、言語が変わってもなんとかなるもの。
そのため、何がしたいと明確に決まっていないのなら、最初に取り組む言語はとっつきやすさで選んで構いません。
学んでいるうちに「こんなことをやってみたい、だから次はこれを学んでみよう」と思う日が来ます。
まずは気軽にチャレンジしてみましょう。
まとめ:まずはチャレンジ!少しずつステップアップしていこう
今回はスクラッチの次に取り組みたい、おすすめのプログラミング学習ツールを紹介しました。
スクラッチでプログラミングの基本的な考え方をしっかり身につけていれば、テキストベースのプログラミングに移行してもスムーズに取り組めるはずです。
プログラミング学習は、自分で「ああでもない、こうでもない」と試してみるのが一番。
遊び感覚で気軽にトライしてみてくださいね。